あと数日で一年が終わろうという12月の暮れ。都内の心療内科クリニックの院長先生より弊社に新規のご相談を頂きました。
「受付4人のクリニックで、1月いっぱいで退職が決まっているリーダー(事務長)が、後任に申送りをしていた折、その申送りを受けている後任も同時期に退職する事となってしまった。この状況から、残る2人も動揺し、受付部門が崩壊しかねない」との事でした。
この切迫した状態に対してとりあえず「期限までには弊社で何とかします」と回答。
年をまたいで社内で担当割りの調整に入ったのですが、その後、その院長先生と幾度かお話をするにつれ、事務長というよりは医事部門の責任者という色が濃くなって参りました。当方では、残りの2人のスタッフの退職を防ぐ事、少なくとも欠員となる1名の求人、人選が当面の課題と認識しておりました。従って、私以下、医療事務の実務や管理経験のある者で担当候補の調整を行っていたのですが、窓口に常駐し電子カルテの主担当となると、ほぼ現役の医療事務員となるのではないか?と。このため、弊社内での担当の人選調整を幾度も繰り返しましたが、はつぁいて終日窓口業務を行う即戦力人材となると、弊社既存の事務長スタッフでは対応しきれないとの結論に至り、最近まで他院で同様のポジションにいた新たなスタッフを弊社として新規採用しました。長年医事窓口に従事し、医療事務の講座でも教え、健保組合でのレセプト審査も経験してきた者です。
ここまで漕ぎつけるのに1ヶ月数週間を要し、何とか1月下旬に間に合わせたつもりではありましたが、先方の院長先生もやきもきされたのでしょう(ごもっともです)。とりあえず派遣業者に医療事務員を要請され、また、退職予定でありましたスタッフも退職延期となった模様でした。
結果的にお力になれる事ができず、院長先生のお困りごとを支援する事を社是とする弊社としては、非常に申し訳なく思っております。
今回の院長先生には申し訳ありませんでしたが、今後も引き続き、各先生方のご要望に少しでも添えるよう、社員一丸となって対応して参ります。
細谷